eスポーツ賞金ランキング:2020年版(世界・国内大会/個人別)

ゲームで選手たちが対戦するeスポーツの大会は、世界各国で開催されています。
この記事ではeスポーツ大会の賞金ランキングTOP5とeスポーツ選手の賞金ランキングTOP10を、世界と日本それぞれご紹介します。
eスポーツに興味のある人は、どんな大会で多くの賞金が出ているのか、またどんな選手が多くの賞金を獲得しているのかぜひご覧ください。
今eスポーツがアツい!このeスポーツ大会の熱気を見よ!
今、eスポーツが従来のスポーツ大会並に盛り上がっています。eスポーツなどのゲームと聞くと、オタクっぽいや、ネットカフェのようなイメージがありますが、そう思っている方は下記の動画を見てください。まるでプロスポーツ大会のようなイベントではないでしょうか?
これが今注目されているeスポーツです。そんなeスポーツの大会。個人の賞金を見ていきましょう。
1.世界のeスポーツ”大会”賞金ランキング
世界のeスポーツ大会の賞金ランキングTOP5です。
賞金規模の大きなeスポーツ大会の世界ランキングをご紹介します。
1位 Dota2|216,416,039$(233億6,000万円)
Dota2は、Valve社が運営しているゲームです。
Dota2はMOBAの元祖とも言われていて、MOBAというゲームは5対5のチーム戦で行うゲームで、敵の本陣を先に破壊した方が勝ちとなります。
Dota2は賞金規模の大きな大会が多く開催されています。
賞金規模が大きい理由は、Dota2の課金システムと賞金が捻出される場所にあります。
Dota2では、バトルすればするほど得られる報酬が大きくなるバトルパスというチケットがあり、このバトルパスの売り上げの25%が大会の賞金となっています。
そのため多くのバトルパスが購入され、賞金規模がどんどん大きくなるのです。
2位 CS:GO|82,161,022$(88億7,000万円)
CS:GOは有名なFPSカウンターストライクシリーズの最新作です。
攻めと守りに分かれて、攻めは相手を全滅させるか攻め切ると勝ちになり、守りは守り切れば勝ちになるというルールです。
CS:GOではキャラクターに独自の能力やスキルが無いため、プレイヤーの撃ち合いの技術と戦術によって勝敗が決まります。
銃やナイフの見た目を変えるスキンがあり、スキンは実際の通貨でも購入することが可能で、希少なスキンは高額で取引されます。
3位 Fortnite|78,747,963$(85億円)
Fortniteは、EpicGames社が提供しているゲームで、世界中で大流行しています。
賞金規模も大きく、億を超えるほどの大会がいくつも開催されています。
100人が同時に対戦し、最後の1人もしくは最後の1チームになり残った者が勝ちというルールです。
ここまではPUBGや荒野行動と同じですが、建築を行えるというのが特徴です。
建築することによって敵より有利な位置を取ったり、攻撃を防いだりすることができます。
建築バトルは緊張感があり、観戦するだけでも楽しめます。
4位 League of Legends|70,390,253$(75億9,000万円)
League of Legendsは、ライアットゲームズが運営しているゲームで、ゲームのジャンルはMOBAです。
Dota2と同じようなシステムです。
ですがDota2とLeague of Legendsではシステムが少し異なっていて、League of Legendsの方が簡単で初心者でも楽しみやすくなっています。
世界中にプレイヤーが多くいるため、大会が開催されたときの賞金も高額になります。
「League of Legends 2018 World Championship」では賞金が645万$(6億9,500万円)にもなり、この大会では日本代表としてプロチーム「DetonationN FocusMe」が出場しました。
5位 StarCraftⅡ|31,138,181.94(33億6,000万円)
StarCraftⅡは、ブリザードエンターテイメントが運営しているゲームです。
基本的には1対1の勝負で、2Dのマップ上で、様々な能力を持つユニットを操って対戦相手と戦います。
世界のeスポーツで登場することの多いゲームで、WCS2018では優勝したフィンランドの選手が$280,000$(約3,000万円)の賞金を獲得しています。
チーム戦でなく1人で楽しめるゲームが好きな人におすすめです。
2.国内のeスポーツ”大会”賞金ランキング

国内のeスポーツ大会の賞金ランキングTOP5です。
賞金規模の大きなeスポーツ大会の日本国内でのランキングをご紹介します。
1位 Shadowverse World Grand Prix 2018|1,310,000(1億4,000万円)
Shadowverseはサイゲームスが提供するカードゲームです。
かわいいカードのデザインと戦略的なゲーム内容から、日本で流行しています。
2019年に東京と埼玉で行われた「Shadowverse World Grand Prix」は、日本国内のeスポーツ大会の賞金ランキングで1位となりました。
最近の大会では日本人プレイヤーのふぇぐ選手が優勝していて、賞金100万$(1億1,000万円)を獲得しました。
2位 MONSTER STRIKE GRANDPRIX 2019|1億円
MONSTER STRIKE GRANDPRIX 2019は、モンストの大会です。
幕張メッセで開催されたこちらの大会はモンストグランプリで史上最高額となり、総額1億円にもなりました。
大会では「どんどんススムンガチーム」が優勝し、賞金4,000万円を獲得しました。
4人のチームで行われ、タイムアタックRoundとバトルRoundの2つのゲームで勝敗が決まります。
普通のモンストとは違ってゲームに競技性が生まれています。
普通のモンストは課金で差が付いてしまうゲームですが、大会ではそうならないように使用するキャラはピック性になっています。
そのため完全にプレイヤーの実力によって勝敗が決まります。
3位 荒野行動 Championship-元年の戦い|2,500万円
荒野行動は、100人で戦い、最後に残った1人もしくは1チームが勝利するゲームです。
こちらの大会は荒野行動が種目となった初の大会で、全国オンライン予選、オンライン選抜戦、西日本王者決定戦、東日本王者決定戦、荒野王者決定戦の5部で行われました。
最後の王者決定戦まで残って優勝した「ちーむえーけー」は、優勝賞金1,000万円を獲得しました。
ですが大会ではチーミングなどの不正行為が発覚していて、問題の残るeスポーツ大会となりました。
4位 League of Legends Japan League Summer 2019|$124,926(1,300万円)
世界でも賞金規模の大きいLeague of Legendsの日本リーグであるこちらの大会は、日本国内だけでも大きな賞金規模です。
この大会で優勝すると、世界大会に挑むことができます。
日本リーグの優勝賞金は1,000万円ですが、世界大会の優勝賞金は約2億6,000万円にもなります。
5位 PUBG JAPAN SERIES Winter Invitational 2018|1,000万円
PUBGジャパンシリーズの2018年に開催された大会です。
2018年のこの大会は東京の日本橋で開催されました。
PUBG JAPAN SERIESとはDMM GAMESが主催しているPUBGの日本公式リーグで、正式にPUBGの日本リーグとして認められている唯一のリーグです。
PUBGも、荒野行動と同じバトルロイヤルゲームです。
PUBGでは最大100人のプレイヤーが、マップ内にある装備などを使いながら最後の一人になるまで戦います。
海外チームもいる中で「SunSister Suicider’s」が優勝し、賞金350万円を獲得しました。
3.世界のeスポーツ”選手”賞金ランキング

世界のeスポーツ選手の賞金ランキングTOP5です。
ここからは選手のランキングをご紹介します。
まずは世界ランキングです。
1位 N0tail(デンマーク)|6,890,591$(7億5,000万円)
N0tail選手は、デンマークのプロのDota 2プレーヤーです。
N0tail選手はDota 2が誕生して間もない初期からトッププレイヤーとして活躍してきました。
N0tail選手はDota 2のプロゲーマーチームであるOGのキャプテンで、N0tail選手はチームメイトのポテンシャルをしっかりと引き出せる理想的なキャプテンです。
チームが良いパフォーマンスをするために自分が何をすれば良いのかを理解していて、チームを勝利に導いています。
The Internationalの7回のイテレーションでプレイして、2018年と2019年で勝利し、4つのメジャーチャンピオンシップでも賞金を獲得しました。
2位 JerAx(フィンランド)|6,470,000$(7億1,000万円)
JerAx選手はフィンランドのDota 2プレイヤーで、イケメンプレイヤーとしても知られています。
クールで落ち着いた性格で、冷静にゲームをプレイします。
JerAx選手はEarth Spiritのプレイで世界的に有名である選手でもあります。
またJerAx選手は、eスポーツ選手屈指のオシャレ好きとしても知られています。
3位 ana(オーストラリア)|6,000,411$(約6億6,000万円)
ana選手はOGチームの一員でThe International 2018では優勝に大きく貢献しました。
ana選手はThe International 8終了後、地元オーストラリアで開催されたAMD Dota 2 Pro Seriesを除いて試合出なくなっていました。
ana選手はeスポーツについて「とても疲れるし、退屈に感じてしまうこともある。だから休息が必要」と話しています。
ですが2019年3月にana選手は復帰し、チームに戻ってきました。
「復帰したあとは楽しめている」と話しています。
4位 Ceb(フランス)|5,489,233$(約6億円)
Ceb選手はフランスのDota 2プレイヤーで、トップチームと中堅チームの間を行ったり来たりしていました。
長年に渡って安定した生活を送れていなかったため、そのような生活を終えようと2016年にOGのコーチとなりました。
ですがThe International 8大会に向けて、コーチだったCeb選手はオフレーナーとして現役復帰しました。
現役復帰後のCeb選手は、対戦を細かく分析していたコーチ時代が役に立ち、世界で注目される選手になりました。
見事な活躍によってTIを制覇して優勝賞金を獲得するという夢を叶えることにも成功しました。
5位 Topson(フィンランド)|5,414,446$(5億9,000万円)
Topson選手はフィンランドのDota2プレイヤーです。
Topson選手はOGチームに加入するまでは、プロチームでプレイした経験がゼロで、アマチュアプレイヤーとしての経験もあまり豊富ではありませんでした。
ですが2018年6月にOGチームに加入していきなり世界最高の舞台でプレイするチャンスを掴みます。
大会ではDota 2で多くの人を驚かせ、注目されるトッププレイヤーとなりました。
6位 KuroKy(ドイツ)|5,128,788$(5億6,000万円)
KuroKy選手はドイツのDota2選手で、2018年時点において30歳にもなっていない若さで総合獲得賞金額は約2億7,000万円となっています。
約2億7,000万円というのはプロ野球選手の年俸と同じくらいの金額です。
すでに2億円以上を稼いでいるKuroKyからは、プロゲーマーとなって大金を稼ぐことに年齢は関係なく若くても十分可能ということがわかります。
KuroKy選手選手は個人として活躍する他だ、「Team Liquid」というプロチームでも活動しています。
7位 Miracle(ヨルダン)|4,692,418$(5億1,000万円)
Miracle選手は2020年時点で23歳の若いDota2プレイヤーです。
ヨルダン人とポーランド人のハーフで、プロゲーマーとして5億円以上賞金を稼いでいます。
具体的な年収は3億3,000万円ほどで、この金額はスポンサー料金を引いた金額であるため実際はもっと稼いでいることになります。
2016年頃にはプロチームOGに所属していて、所属時には優れた業績を残しています。
8位 MinD_ContRoL(ブルガリア)|4,483,493$(4億9,000万円)
MinD_ContRoL選手はブルガリアのDota 2プレーヤーで、チームNigmaでプレイしています。
MinD_ContRoL選手のプロゲーマーとしてのキャリアは2014年2月にVast Castで始まりました。
MinD_ContRoL選手はフリーエージェントとしてポストTI5シャッフルに入り、彼がESL One New York European Qualifiersに招待された後に、チーム5Jungzに参加しました。
9位 GH(レバノン)|4,086,426$(4億5,000万円)
レバノンのDota2プレイヤーであるGH選手は、2017年初頭にチームLiquidに参加しました。 それ以来、チームはGH選手の活躍に助けられ成功を収めています。
Liquidは2012年にDotaの大会に初めて出場し、大会The International 2016では7~8位に入りトップレベルとなりました。
10位 SumaiL(パキスタン)|3,591,225$(3億9,000万円)
Sumail選手は、8歳のときにDotaを始めました。
家族がパキスタンからイリノイ州ローズモントに引っ越した後、Sumail選手 は2012年にノースアメリカンエリートリーグに出場します。
Sumail選手は社内リーグで最高の評価を得て、北アメリカで注目されるプレイヤーの1人となりました。
Sumail選手は2月にDota 2 の大会Asia Championshipsに出場し、決勝戦で卓越したプレイを見せ、世界最高のミッドプレーヤーの1人として注目されました。
このように日本国内・海外でも今e-スポーツは注目を浴びています、e-スポーツは海外でも高額賞金がでるカジノなどそれでかでも生計を立てられるものとなってくのではないでしょうか?
4.国内のeスポーツ”選手”賞金ランキング

国内のeスポーツ選手の賞金ランキングTOP5です。
日本国内の選手のランキングをご紹介します。
1位 ふぇぐ|1,003,000$(1億800万円)
ふぇぐ選手はシャドウバースの大会に出場して優勝しました。
年齢は非公開ですが、優勝した当時は大学生くらいだったと考えられています。
このような若さで1億円の賞金を手にすることができました。
他にも2017年のシャドウバースの大会にも出場していて、2つの大会だけでもこれだけの賞金を獲得しています。
2位 ときど|476,479$(約5,100万円)
ときど選手は東大卒のプロゲーマーとして有名です。
21歳の頃からeスポーツで賞金を稼ぎはじめていて、様々な大会で優勝しています。
現在はストリートファイターⅤを主にプレイしていて、その他King of Fightersや鉄拳6、ブレイブルーなどの格闘ゲームもプレイしています。
3位 梅原大吾|238,484$(2,500万円)
梅原大吾選手は日本だけでなく海外でもとても有名な選手で、37歳の現在でも現役のeスポーツプレイヤーとして活躍しています。
プレイするのは格闘ゲームが中心で、2015年にはUltra Street Fighter Ⅳの複数の大会に出場して多くの賞金を手に獲得しています。
2019年も賞金を獲得していて、これまで合計20ものトーナメントで優勝を果たしています。
現在ではeスポーツを広めるために様々なメディアにも出ています。
4位 かずのこ|233,099$(2,500万円)
ストリートファイターⅤを主にプレイしているかずのこ選手ですが、その他にも多くの格闘ゲームで活躍しています。
ストリートファイターⅤでは3位の梅原大吾選手とバトルポイントで全国1位を争い続けたこともあり、国際大会でも優勝した経験を持っていて、実力のあるプレイヤーです。
5位 ふ~ど|199,427$(2,100万円)
ふ~ど選手が主にプレイしているのは格闘ゲームで、とくにStreet FighterⅤで活躍しています。
2009年には23歳という若さでVirtua Fighter Ⅴで賞金を獲得しています。
そこから2016年、2017年とStreet Fighter Ⅴに出場して450万円の賞金を獲得しました。
6位 タカムラ|59,100$(644万円)
タカムラ選手はフォートナイト・ワールドカップのソロ決勝で、100人中33位となる実力のある選手です。
まだ18歳の選手で、チームCrazy Raccoonに所属しフォートナイトプレイヤーとしてとくに注目されている日本人選手です。
7位 ボンちゃん|56,375$(614万円)
ボンちゃんという名前の由来は、以前太っていた時に「バカボン」に似ていたことからこの名前がついたそうです。
34歳で双子の子どもがいるパパプロゲーマーです。
主にプレイしているのはストリートファイターシリーズで、幅広いキャラを使いこなしています。
8位 スカーレット|56,375$(614万円)
スカーレット選手も18歳の選手で、フォートナイト・ワールドカップではベル選手とデュオ決勝戦となり、初戦で2位となりました。
しかしその後の最終順位は20位という結果になりましたが、これからに期待できる選手です。
9位 ベル|54,175$(590万円)
ベル選手も18歳の選手ですが、フォートナイトのアジア代表になり、チームCrazy Raccoonに所属しています。
もちろんスポンサーもついていて、まだ若い選手であるためこれから期待できます。
10位 メリウス|48,281$(525万円)
メリウス選手は最近活躍しはじめた選手で、2019年に獲得した賞金が通算賞金の84%を占めています。
以前は黒髪にメガネでしたが、茶髪にしてメガネを取ったらイケメンだったと多くの声が寄せられています。
これからの活躍に期待できる選手です。
まとめ
この記事ではeスポーツ大会の賞金ランキングTOP5とeスポーツ選手の賞金ランキングTOP10を、世界と日本それぞれご紹介しました。
eスポーツの大会は世界各国で開催されていて、様々なジャンルのゲームで選手たちが対戦しています。
最近始まったばかりの種目であるeスポーツは、ゲーム好きな人にはたまりません。
オンライン大会など開催の幅も広いので、eスポーツに興味のある人はぜひ観戦してみてください。